バーコードリーダーは小売店のレジに欠かせないデバイスですが、ECサイト運営でも在庫管理や棚卸をはじめとする業務効率化に効果を発揮します。特にPOSシステムと連携させた場合には、複数のECサイトや実店舗の間でリアルタイムに販売状況や商品情報を共有し、オムニチャネル戦略も効果的に実現できるようになります。
本記事では、ECと実店舗の連携に強いShopify POS(ショッピファイポス)を使用する場合におすすめのバーコードリーダーを紹介します。また、店舗に合った製品を選ぶ際のポイントも解説します。

バーコードリーダーとは
バーコードリーダーとは、商品やラベルに記載されたバーコードを読み取り、記録されているデータをPOSシステムや在庫管理システムへ入力するための機器です。バーコードスキャナーと呼ばれることもあります。
たとえば小売店では、レジでの会計時に商品のバーコードを読み取ることで、POSに登録されている商品情報や価格情報を呼び出すとともに、販売記録を登録することができます。
バーコードリーダーは、機種によって読み取れるバーコードの種類、読み取り距離、対応するシステムなどが異なります。そのため、導入時は、使用するバーコードや既存のシステムに対応しているかを確認することが重要です。
バーコードの種類
バーコードは主に以下の2つに分けられます。
- 1次元コード:線と空白の組み合わせで情報を表すコードです。記録できるデータは英字や数字数十文字程度で、JANコードやUPCコードなどの商品識別コード、SKU番号の記録に活用されています。
- 2次元コード:四角形のなかにドットパターンで情報を記録したコードです。縦と横の両方向で1次元コードの数百倍の情報量を持たせることができ、URLや漢字、画像も記録可能です。QRコードやGS1データマトリックスなどが該当します。
Shopify POSにおすすめのバーコードリーダー
スマホやタブレットのカメラ
Shopify POSアプリをインストールしたスマホやタブレットの内蔵カメラは、1次元コードと2次元コードに対応したバーコードリーダーとして利用できるようになります。バーコードリーダーの専用機器を用意する必要がないため手軽に対面販売を始めることができ、常設店舗のほかポップアップストアやイベントなどで販売する場合にも適しています。
内蔵カメラをバーコードリーダーとして利用する場合は、その都度POS端末画面の読み取りアイコンをタップしてカメラを起動する必要があります。1次元コードを読み取るとPOSのカートに商品を追加でき、2次元コードの場合はギフトカードや割引コードなどの読み込みを行うことができます。
価格:手元にあるモバイル端末を使用するため追加のバーコードリーダーの追加費用は不要
SocketScan S720
SocketScan S720(ソケットスキャン)は、Bluetooth(ブルートゥース)でShopify POS端末と接続して利用できるワイヤレスのバーコードリーダーです。1次元コードと2次元コードの両方に対応しており、紙面だけでなくスマホなどの液晶画面に表示されたコードも読み取れます。
軽量で持ちやすい形状のため、レジでの会計時だけでなく、売り場で在庫確認のためにバーコードを読み取る場合にも適しています。フル充電時は最大15時間使用でき(4秒に1回のペースでスキャンする場合)、未使用時は付属の充電ドックに置いておくことで、バッテリー切れを防ぎやすくなります。また、自動モードに設定しておけば、ドックや別売りのスタンドに置いた際に自動でプレゼンテーションモードに切り替わり、ハンズフリーでスキャンできます。
価格:62,348円~
Zebra DS2208
Zebra DS2208(ゼブラ)は、USBケーブルでShopify POS端末と接続して使用する有線のバーコードリーダーです。1次元コードと2次元コードに対応しており、液晶画面に表示されたコードの読み取りも可能です。
有線接続のためBluetoothのペアリングやバッテリーの充電といった手間はかかりませんが、使用できる範囲はケーブルの長さに限られます。そのため、レジカウンターなど決まった場所で継続して使用する場合に向いています。
Zebra DS2208は、HID(ヒューマンインターフェイスデバイス)モードにすることで、対応するiPadやAndroidタブレットにUSBで直接接続できます。この接続方法の場合、DS2208で読み取ったバーコードの情報は、Shopify POS上でキーボードからの文字入力と同様に扱われます。
ただし、タブレット端末側のUSBポートをDS2208との接続に使用するため、他の周辺機器と併用する場合やタブレット本体の充電ポートと共用の場合は、給電に対応したUSBハブなどを利用する必要があります。
価格:要見積もり
Zebra DS2278
Zebra DS2278は、BluetoothでShopify POS端末と接続するワイヤレスのバーコードリーダーです。1次元コードと2次元コードの両方に対応し、液晶画面に表示されたコードもスキャンできます。
1.5mの高さからの複数回の落下に耐える設計に加え、2,400mAhのバッテリーによりフル充電時は最大84時間使用できます。耐久性と駆動時間を活かして、棚卸や商品補充など、売り場を移動しながらバーコードを読み取る作業にも適しています。
DS2278には、本体を立てて置いておけるスタンド「プレゼンテーションクレードル」が付属しています。 クレードルには充電機能があり、置いたまま充電できます。 また、クレードルに置くとハンズフリースキャン、取り外すと手持ちでのスキャンに自動で切り替わるため、レジでの据え置き利用と手持ちでの利用をスムーズに使い分けられます。
価格:要見積もり
Shopify POSに適したバーコードリーダーの選び方
利用頻度で選ぶ
バーコードを読み取る機会が少ない場合は、スマホやタブレットのカメラでも十分対応できる場合があります。専用機器を用意する必要がないため、初期費用を抑えられます。
一方、レジで多くの商品を読み取る場合や、棚卸などで繰り返しスキャンする場合は、専用のバーコードリーダーの導入がおすすめです。片手で操作しやすいだけでなく、スタンドに置いてハンズフリーで使える製品もあり、スキャン作業の負担を減らせます。
接続方法で選ぶ
レジカウンターなど決まった場所で使用する場合は、USB接続の有線モデルも選択肢に入ります。バッテリーの充電やBluetoothのペアリングが不要なため、接続するだけで手軽に使用することができます。また、一般的にワイヤレスモデルよりも有線モデルの方が価格を抑えやすい傾向があります。
一方、レジやPOS端末から離れた場所でもバーコードを読み取る場合は、Bluetooth接続に対応したワイヤレスモデルが便利です。棚卸や在庫確認など、売り場を移動しながらバーコードを読み取る作業が多い場合は、ワイヤレスモデルの利用を検討しましょう。
対応するバーコードの種類で選ぶ
バーコードリーダーによって、対応するバーコードの種類は異なります。商品に付いたJANコードなどの1次元コードだけでなく、2次元コード形式の割引クーポンや会員証などを読み取る可能性がある場合は、両方に対応したモデルを選びましょう。
また、顧客のスマホ画面に表示されたコードを読み取る場合は、画面上のコードの読み取りに対応しているかも確認が必要です。
Shopify POSとの互換性を確認する
Shopify POSに対応したバーコードリーダーであれば、POS画面を操作しなくてもスキャンするだけで自動で商品をカートに追加するといった動作が可能です。Shopifyが対応機種として案内しているかどうかを確認するとともに、POS端末として使用するスマホやタブレットとの組み合わせや接続方法も事前に把握しておくことが重要です。
まとめ
Shopify POSとバーコードリーダーを活用することで、レジでの商品登録や棚卸などの作業を効率化できます。特にスキャンの頻度が高い場合は、スマホやタブレットのカメラを利用するよりも、バーコードリーダーの方が作業をスムーズに進めやすくなります。
バーコードリーダーを選ぶ際は、デバイスとの接続方法、対応するバーコードの種類などを比較しましょう。また、Shopify POSの対応機種であることに加えて、使用するスマホやタブレットとの相性なども確認しておくことが大切です。
Shopify POSにおすすめのバーコードリーダーに関するよくある質問
バーコードリーダーとは?
バーコードリーダーとは、バーコードを読み取り、データをPOSシステムや在庫管理システムに入力するための機器です。バーコードスキャナーと呼ばれることもあります。
Shopify POSにおすすめのバーコードリーダーは?
- スマホやタブレットのカメラ
- SocketScan S720
- Zebra DS2208
- Zebra DS2278
レジ業務向けのバーコードリーダーを選ぶポイントは?
レジ業務では、商品を連続して素早く読み取れることに加え、スタンドに置いたまま使えるハンズフリースキャンに対応していると便利です。割引クーポンや会員証を扱う場合は、2次元コードを読み取れるかも確認しましょう。
Shopify POSではバーコードリーダーを在庫管理にも使える?
Shopify POSでは、バーコードリーダーで商品を読み取り、在庫確認や棚卸に活用できます。また、店舗とオンラインストアの在庫数はShopify上で一元管理できます。




