Shopifyストアを開設しても、検索からのアクセスがなかなか増えないことがあります。商品を必要とするユーザーに見つけてもらうには、検索エンジンにサイトの内容や価値を正しく伝えるSEO対策が欠かせません。
本記事では、SEOの基本用語と、初心者でも実践できる8つのShopifyのSEO対策を解説します。各施策の基本を理解し、自社ストアの検索流入の改善に役立ててください。

SEOとは
SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略で、Google(グーグル)などの検索エンジンで検索結果の上位表示を目指し、コンテンツやサイト構造を改善する取り組みです。
ShopifyストアでSEOに取り組むことで、商品や関連情報を探しているユーザーとの接点を増やせます。また、検索広告とは異なり、クリックごとの広告費がかからず、自然検索から継続的なアクセスを獲得できる可能性があります。ただし、SEOは効果が表れるまで時間がかかるため、ユーザーに役立つ情報を提供しながら、継続的に改善することが重要です。
SEO対策の主な種類
- オンページSEO:ページの文章やタイトル、URLなどを最適化する
- コンテンツSEO:ユーザーの疑問や悩みに応えるコンテンツを作成し、検索流入の獲得を目指す
- テクニカルSEO:検索エンジンがサイトを巡回し、ページをインデックスに登録しやすい環境を整える
- モバイルSEO:スマートフォンでの表示速度や操作性を改善する
- オフページSEO:外部サイトから質の高い被リンクを獲得するなど、自社サイトの外部からの評価を高める施策に取り組む
- ローカルSEO:地域に関連する検索で、実店舗などを見つけてもらいやすくする

SEO初心者が知っておきたい基本用語
- 検索結果ページ(SERP):ユーザーがキーワードを検索したときに表示されるページです。「Search Engine Results Page」の略称です。
- 自然検索:検索結果のうち、広告枠を除いた部分を指します。自然検索経由のアクセスは「オーガニックトラフィック」と呼ばれます。
- キーワード:ユーザーが検索エンジンに入力する語句です。SEOで上位表示を目指す語句を「ターゲットキーワード」といいます。
- クロールとインデックス:クロールは検索エンジンがウェブページを巡回して情報を収集すること、インデックスは収集した情報を解析し、検索エンジンのデータベースに登録することです。
- サイトマップ:サイト内の重要なページやファイルを検索エンジンに伝え、ページの発見やクロールに役立てるためのファイルです。
- タイトルタグとメタディスクリプション:タイトルタグはページの題名を示すHTML要素、メタディスクリプションはページ内容の概要を説明するテキストです。検索結果では、タイトルタグが見出しに、メタディスクリプションがその下の説明文に表示されることがあります。
- 被リンク:外部サイトから自社サイトに向けて設置されたリンクです。検索エンジンがページを発見する手がかりとなり、リンクの質や関連性などがページの評価に影響することがあります。

Shopifyストアで実践したい8つのSEO対策
- サイトマップをGoogleに送信する
- キーワードを調査する
- 競合サイトを分析する
- 質の高いコンテンツを作成する
- テクニカルSEOを改善する
- SEOツールを活用する
- 質の高い被リンクを獲得する
- 成果を確認して定期的に改善する
1. サイトマップをGoogleに送信する
まず、ShopifyストアのページをGoogleに見つけてもらうため、サイトマップをGoogle Search Console(Googleサーチコンソール)から送信しましょう。
Shopifyでは、商品、コレクション、ブログ記事、ウェブページなどの情報をまとめたXMLサイトマップが自動生成されます。サイトマップのURLは、ストアのドメイン末尾に「/sitemap.xml」を追加したものです。
サイトマップを送信すると、Googleがストア内の重要なページを発見する手がかりになります。ただし、送信したすべてのページが必ずクロールされ、インデックスに登録されるわけではありません。
2. キーワードを調査する
キーワード調査では、ユーザーが商品や情報を探すときに使う言葉を調べます。まずは、自社の商品やカテゴリーを端的に表す「シードキーワード」を考えましょう。例えば、革靴を販売している場合は「革靴」が該当します。
キーワードを選ぶ際は、一定期間に検索された回数を示す「検索ボリューム」だけでなく、検索意図や競合性、自社商品との関連性も確認します。「革靴」のような広いキーワードに加え、「歩きやすい 革靴 レディース」のように、目的や特徴を含む具体的なロングテールキーワードも検討しましょう。
3. 競合サイトを分析する
競合キーワード分析を参考に、狙うキーワードで検索し、検索上位に表示されるページのタイトルや見出し、本文の内容を比較しましょう。
分析対象は、実際に商品やサービスが競合する企業だけではありません。同じキーワードで検索上位を争うメディアや情報サイトも含まれます。上位ページで共通して扱われている情報や不足している内容を把握し、自社の経験や商品知識を生かして、独自の価値を加えることが重要です。
4. 質の高いコンテンツを作成する
キーワード調査や競合分析をもとに、ユーザーの疑問や悩みに応えるコンテンツを作成します。商品ページやコレクションページに加え、商品の選び方や使い方を紹介するブログ記事を作成することも効果的です。
キーワードは文章に自然に取り入れ、不自然な詰め込みや重複した内容を避けましょう。自社ならではの情報や専門知識を盛り込み、ユーザーにとって役立つ内容にすることが大切です。商品画像には、画像の内容を説明するalt属性(代替テキスト)を設定しましょう。
5. テクニカルSEOを改善する
Shopifyでは、サイトマップに加え、検索エンジンにクロールを許可する範囲を伝える「robots.txt」や、重複するページの代表URLを示す「canonicalタグ」が自動生成されます。通信を暗号化するSSL証明書も標準で有効になります。
一方で、ストア運営者自身が確認・改善すべき項目もあります。例えば、検索エンジンがページを巡回しやすく、ユーザーが目的のページを見つけやすいように、サイト構造を整理し、関連するページを内部リンクでつなぎましょう。
また、モバイルでの操作性を確認し、画像の圧縮や不要なアプリの見直しによって表示速度を改善することも重要です。タイトルタグやメタディスクリプション、URLは、各ページの内容が分かるように設定しましょう。
6. SEOツールを活用する
SEOツールを活用すると、検索結果での表示状況やサイトへの流入を把握し、改善点を見つけられます。Google Search Consoleでは、検索結果での表示回数、クリック数、検索クエリ、平均掲載順位、インデックス状況などを確認できます。
Google Analytics(GA4)では、ストアへの流入経路やユーザーのサイト内での行動を分析できます。また、キーワード候補や検索ボリュームの調査には、GoogleキーワードプランナーやUbersuggest(ウーバーサジェスト)なども役立ちます。
7. 質の高い被リンクを獲得する
関連性や信頼性の高いサイトからの被リンクは、検索エンジンからの評価向上につながることがあります。
独自調査や詳しい解説記事、商品の活用ガイドなど、他のサイトから紹介されやすいコンテンツを作りましょう。また、専門メディアへの寄稿や取引先との連携、広報活動なども、自然な被リンクの獲得につながります。
8. 成果を確認して定期的に改善する
SEOは、一度実施すれば完了するものではありません。検索結果での表示回数、クリック数、平均掲載順位、自然検索からのアクセス数などを継続的に確認しましょう。
検索流入が伸びていないページは、検索意図に合っているか、情報が古くなっていないかを見直します。新しいコンテンツを追加するだけでなく、既存の商品ページやブログ記事を定期的に更新することも重要です。Googleのアルゴリズム更新により検索順位が変動することもあるため、成果を確認しながら必要に応じて対策を見直しましょう。
まとめ
ECサイトのSEOでは、検索エンジンにサイトの内容を正しく伝えるとともに、ユーザーの疑問や悩みに応える分かりやすいページを作ることが欠かせません。
まずはサイトマップの送信、キーワード調査、コンテンツ作成から取り組むとよいでしょう。その後はSEOツールで成果を確認しながら、サイト構造や既存コンテンツを継続的に改善することが重要です。
SEO初心者ガイドに関するよくある質問
SEOとは?
SEOとは、Google(グーグル)などの検索エンジンにウェブサイトの内容を正しく伝え、検索結果での上位表示を目指す取り組みです。
Shopifyストアで実践したい8つのSEO対策は?
- サイトマップをGoogleに送信する
- キーワードを調査する
- 競合サイトを分析する
- 質の高いコンテンツを作成する
- テクニカルSEOを改善する
- SEOツールを活用する
- 質の高い被リンクを獲得する
- 成果を確認して定期的に改善する
SEO対策の効果が出るまでの期間は?
効果が現れるまでの期間は、サイトの状態やキーワードの競合性などによって異なります。検索順位やアクセス数を確認しながら、継続的に改善しましょう。




